忍者ブログ
  • 2026.08
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 2026.10
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2026/09/17 01:11 】 |
水車小屋内部


水車で杵を動かして磁石をくだいて粉にします。
磁器って石で作るんですか?ってよく驚かれます。
そうです。ただの土ではないのです。
バッタン、キュルキュル、バッタン、キュルキュルってせせらぎの音とともに静かな山間に響くのです。この季節、夜は更にクツワムシの大合唱です。
PR
【2012/08/13 22:13 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
ありえない!総手工馬上杯!!


ご覧くださいこのフォルム。脚から杯本体まで全てロクロでひいた総手工景徳鎮青花の馬上杯です。お茶もよし、お酒もよし。総手工ならではのデリケートな感触をお楽しみいただけます。実物を手にした時の満足感は私も驚きでした。工房が大変努力いたしました。
規格、デザインは私が行いましたので、多目的用途にお使いいただける容積と軽さも同時に確保しております。

胎の美しさと手書きの涼やかな青花のバランスが絶妙で、これまで市場に出ていたどの景徳鎮馬上杯よりも美しいです。酒器にも使えるいい杯ないですかというお問い合わせに日本先行販売いたします。

総手工で数が例によってありません。
内容的になんと九段窯のものと同じです。
今回は私の90年代初頭からの暗香草堂シリーズを復活させました。

お早めのお問い合わせを。

高さ約9cm
口径約8.5cm


希少性から保存版、販売休止になりました。

亜細亜工芸舎さんの画像庫で詳細ご覧いただけます。
http://blogs.yahoo.co.jp/enrai08/16438497.html

緊張感を残しながらもふっくらとしたフォルム。
流れるような唐草の線。
景徳鎮の総手工ならではの素晴らしさに溢れています。
肌の焼き上がりも高級感有り。








【2012/08/12 10:51 】 | 生活雑器食器関連 | 有り難いご意見(1)
景徳鎮市長へ書類提出
市長へ書類を提出。受理され15ムーという土地をもらった。本来10ムーだったが特別5ムー市長の独断で付与されたのだ。

企画書の中に、中国お決まりの長い長い美辞麗句の前置きを並べなければならず、悪戯心が沸き起こって、詩を入れることにした。しかも全体に国際化と和諧というキーワードを盛り込んで市と党の両方から「こいつは違う」という印象を持たれるように工夫した。
まあ現政権にも次期政権にも小雅愛好者は多いので、去りゆく胡錦涛氏に花を持たせる内容だ。但し躍進という言葉は50年代を想起させ縁起が悪いので平仄や韻も考慮してできるだけ別の言葉を入れた。

夜、大学の先生たちとカフェに集まった折、最近どうしていると聞かれ、12年市政府重要項目の件で忙しいと言って企画書を見せたらスケールがでかすぎてみんな固まってしまった。

黄雲鵬社長なんか100ムーもどう展開するんだろうと、今後の人材獲得競争の激化など
景徳鎮の近未来の展開について教員や若手社長たちと激論を戦わせた。

市政府はやや急ぎ過ぎの感もあるが、この項目は失敗させられない。民間からは民間のやり方がある。市の肝いりで呉越同舟となったが、工場長も難しい性格だし、難しい舵取りとなろう。










【2012/08/11 13:09 】 | 景徳鎮よもやま | 有り難いご意見(0)
民国式の虫草図の茶壷


私たちが扱うものはほとんどが総手工、全手工、純手工と呼ばれる高級品です。

手工の基準は、作り手側も様々な解釈ですが、簡単にいえば、商業的効率を排した、「純粋に物のあるべき良さを追求して作られた製品」と言い換えることができると思います。
ということは自然と伝統の外見的様式を踏襲するのみならず、素材から工法まで「意味あって練磨されてきた規矩を違えない」ということに帰結するでしょう。

ところで「意味あって」ということはどういうことでしょうか。

これから一つ一つの製品をじっくり見てゆくことで、手作りのものとはどういうことか触れてまいりたいと思います。


まずはこの製品の特質は、希少な本景徳鎮手工胎という点です。
景徳鎮の胎にも大変な等級の階層が存在します。

最高級品は私たち小雅窯など巷では失われたと言われてきた歴代のカオリンや釉を有する窯元が製作する最高級胎です。もちろんいいものを使うからには高給職人の轆轤作りが徹頭徹尾行われます。こういったものは鉱石の粉砕から水車など使って打つなどの気の入れようです。鉱石も手堀です。膨大な土木作業者を動員しての大工程です。

その次は割と産出量が多い、景徳鎮新鉱というところから出た磁土を使ったもの。歴代オリジナルカオリンとは違いますが、坑道が違っても鉱脈が同じなので、ほぼハイクオリティーが約束されます。こちらは割と現代的な採掘が可能なので安定して割安に鉱石が採掘できます。発破が使えたり坑道にトロッコなど入っていけますものね。

それ以外の素材は外地材ということになります。

雲南省。これは良質なもの。

福建省、広東省。これは安物に混ぜます。


浙江省。これはいわゆる土産物的偽物に多用されます。質は硬質で悪くなく見た目味わいもありますが。本景徳鎮とは比べるまでもありません。。

そして高白泥に代表される精製土。

台達などは見た目よくても量産物で強度がありません。

ということで、こちらは景徳鎮新鉱の磁土だと思われます。
なぜなら、総手工にわざわざ用いるぐらいの土であること。
独特の胎の粘りと強度。質感。透明感など外地のものと一線を画します。

この手の急須のほとんどが型枠で形成しているのに対して、本作はロクロで原型をひいて形成まで全て人の手先の仕事でフォルムが決定されてゆく性質のものです。
当然回転しながら作られた本体は重心バランス感覚に優れ掌に扱いやすく倒れにくい性質を自ずから持っています。

余談ですが地震の時、棚から落ちたのはほぼ型物でした。

轆轤の職人というのは、一番わがままで、個性的で、高給取りです。下手すると小さな工房の社長などよりよほど金持ちです。弟子に運転させて高級車で依頼工房を巡ってきます。連中を押さえて、こういったものを安定して作らせたり、この価格を維持することは月ごとに困難なのです。いい職人は引っ張りだこです。こうした職人を捕まえられない殆どの工房の製品が市場に溢れていますので、ややもすると普通の人は質の劣るものしか手に入らないということになるでしょう、いえ既にそうなっています。上部高級景徳鎮の全貌は私ですら全て見通すことなどできない世界なのです。日本からチョロっと仕入れに来たとか、一二年留学したとかで出会える世界ではありません。。

さて、轆轤の形成胎ということは、石膏の型流しと比べて薄さ、軽さでは劣るものの、厚みにはそれなりの利点がついてきます。

磁土と焼成の加減も関係していますが、それらとマテリアルの厚みが絶妙に絡んで水に作用してお茶が美味しくはいるということです。

特に熱湯で入れる茶葉で薄い葉のものには殊更有効です。

型物は熱湯を注ぐと一気に熱くなり、一気に冷めてゆく特徴がありますが
景徳鎮胎のロクロ形成物は熱湯をさすと茶葉には熱い湯が当たりさっと開かせますが
温度を厚手の胎が適度に吸い込みわずかに湯の温度が下がるため茶葉を煮えさせません。そして胎が温まると今度は安定して冷めにくく香りと味を損ねません。また磁石のように厚手の胎が水に作用して柔らかい水の口当たりの感触を誘発します。これは胎が厚いほど、密度が濃いほど顕著にでます。






















続く






【2012/08/11 08:27 】 | 中国茶器 | 有り難いご意見(0)
景徳鎮のカフェ


景徳鎮のカフェは一言で言うと市内の最悪カフェと、大学周辺の学生やアーティストの開いたカフェに分けられる。やはり大学生以上で海外や大都市を知っている連中が運営するカフェは安心である。特に画像のこのカフェは社長に思想や人生哲学があるので同席しても飽きないし、従業員も然り、目から鼻に抜けるようでよく気が利き愛想よく、下手な日本人より気持ちよく、そして可愛らしい。社長の奥さんは最近琴を始めたので鑑定と調整してあげたら喜んだ。コーヒーも不味くないし、新鮮なマンゴーや楊梅の氷沙などなかなか美味しい。ギャラリー併設でゆったりした音楽と水の音がBGM。価格は日本並なので客層は外人やアーティスト、外地籍の経営者などがほとんど。コンセプトは東京にあってもおかしくないレベルである。
【2012/08/09 22:18 】 | 景徳鎮よもやま | 有り難いご意見(0)
<<前ページ | ホーム | 次ページ>>