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【2025/12/16 02:18 】 |
無題
楽天ブログがどういうわけか打ち込みできず、こちらのブログの立ち上げに終始。

色絵工房連絡待ち。
中級系列生産計画順調。
第一期窯入れ終了。
明後日火入れ。
カップ&ソーサー試作開始。

昨日はトルコの陶芸作家来訪。
チャイとコーヒーでもてなす。
新しいコンポでかけたゼキミュレンとサフィエアイラ、タンブーリジェミルベイの演奏をことのほか喜んでもらえる。
静聴させてほしいと言われ真剣に聞く姿に感銘。
歌詞の素晴らしさを教わる。
ガゼルの概念もはじめて知る。
ギリシャ、トルコ間の問題から
トルコの歴史、政治問題まで3時間ほど歓談。

その後契約工房に招待。
中東の青花料を依頼。
本社から工場長をよび紹介、元青花を持参して見せるよう要請。
契約工場の社長が初めて私と工場長と二人揃ったのを見て
ガチガチに緊張する。
同じ年なので仲良くして欲しい。
工場長に契約工場に洋食器のコツを伝えてもらう。
紅旗磁廠の老人も追って参与してくれるので心強い。

その後浮梁料理の店で会食。

話題は日、中、土の磁器生産販売の展開と素材、工法の違いについて。

工場長、初めてイスラムの考え方に触れる。

食後外事所でブルーレイの画像を工場長に見せる。
満足の様子。近々彼も購入するであろう。

その足でトルコ人の工房で香港のモダンアート作家と会う。
ニューヨーク生まれの富裕層の作家は物腰洗練されて
会話が心地よい。
戸籍が山東省と言うのが信頼できる。
河南省は古来からの風習でお金のための嘘つきしかいないが
山東人は根が誠実でいつまでも付き合える。
身長が高いのももともとの良家の出である。
彼のオープンしたばかりのブティック兼油彩ギャラリーで猫と遊びながら
香港から持参のプーアル茶をごちそうになる。

その後再度工場長を交え二号展庁で打ち合わせ。
はじめてみるデザインの小雅新作の茶杯を持ってくる。

ぱっと見て駄目だしする。

画面の空白を指でひと撫でしたところ、
工場長がニヤリと笑って
「藤弦か、、純金のリボン」と言った。


「何も言わないのに良くわかったな。それで行こう。それしかない。」

そう答えると照れくさそうに笑った。

「どうせ中央幹部とか客が来て工房の表に出たな、それから話し込んで、戻ってきて思考が途切れてそのまま職人に描かせたんだろう」


「何も見て無いのに良くわかったな」

「当たり前だ、何年一緒にやってるんだ!」

「最近構図とか考えすぎだな。。少し昔のように一気呵成に気楽にデザインしたらいい。」

「有名になるとそうもいかないさ、プレッシャーだよ確かに。」

トルコ人が珍しそうにこの会話を聞いている。

「中国には知音という言葉があるんだよ!」

するとトルコ人の知り合いが琴を弾くと言う。

今度我々も紹介してくれと頼む。

世界中から富と人が集まるようになった景徳鎮は随分と会話の楽しめる
所となってきた。

もちろん民度の低い市内は別であるが。。



















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【2011/07/01 16:07 】 | 本日の活動 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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