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最近総手工の小工房では、実は自分たちの売値は安すぎたのではないかという意見が出てきている。
そもそもロスの多い仕事なうえに経費も膨大にかかる。 そして売る時は散々言われて安く買いたたかれる。 最近はインターネットで何でも知ることができるので 同じレベルの品物が外国製なら幾らで売られているかとてもはっきりしてきた。すると大変な不公平感が生まれてきた。 例えば人件費が中国は安いから当然と思う人もいるかもしれないが 景徳鎮の職人は上級者は月収20万から30万ぐらいの人がたくさんいるし 50万、100万と更に上の人もかなり沢山いる。 つまり日本やドイツの陶芸家や磁器関係者の所得と大差なくなってきていると言うことだ。 ところが売値は中国製と言うだけで安くさせられる。 当然目の利く国内の富裕層にいいものが先に流れてゆく。 海外でもう少し公正な価格で取引されればもっとよいものが安定して維持生産されて行くのだが、輸出ものが特に伸びない理由はひとえに、不当に安く売られるからである。 マイセンは機械で底をまっ平らにじゃりじゃりに削ってもクレームが出ず 景徳鎮は手作業で轆轤のフォルムを気にしながら底を滑らかにしても安く売られます。 正直、私も今販売している物がもし欧州製品や日本製品なら幾らするか考えることがあります。同じ手間で作られたものが恐らく数倍から10倍はするでしょう。何か不平等条約を結ばされているようで、しかも安いから余計疑われて。。 近い将来値段を考え直さなければなりません。 PR |
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