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【2025/05/21 00:34 】 |
古磁器片高騰
研究用に沢山買い求めてきた出土の磁器片相場が高騰してきた。

上絵はほとんど出ない。上絵は焼成成功した白磁になされるので、出荷された先で壊れて磁器片になる。白磁は出土しても発掘者である農民の興味はひかない。


景徳鎮で出てくるのは焼成ロスが多いのに既に絵付けしてある染付が主である。美しい絵の描いてある失敗作の欠片が以前は無尽蔵にあった。絵の素晴らしいもの、発色の良い物はサンプルとして飛ぶように売れる。


その釉薬や染付の欠片の値段が不思議と急速に高騰してきている。


元来は研究者や磁器関係者のみの世界であったが、最近は一般が骨董に興味を持ち、本物の骨董が手に入らないので、切手集めのような感覚で古磁器の絵付けを収集するケースが増えてきている。

更には仕事の無い大学生が多く、美術系の学生や卒業生が内職として古磁器の欠片をアクセサリに加工したり雑な需要が増えてきている。
仕事の無い学生が山ほどいるわけで、誰かがお金になったと言えば忽ちそこによって来る。

純粋に磁器関係者、美術関係者の研究に使われなくなったところが悲劇である。研究のために買うのと、加工して生活費を稼ぐために買うのでは心理的にも大きな違いが働く。要するに一般の売れ筋に走るのだ。研究者も芸術家もそういった心理が染みつかないことを祈るが、いかんせんここは中国である。人身売買すら当たり前の国である。




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【2011/10/20 08:33 】 | 景徳鎮よもやま | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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