ひと夏を景徳鎮での創作に過ごしてきた世界中の仲間が三々五々帰省してゆく。

猛暑の中陽の光はやはりどこか秋の色を帯びてきている。
虫の声はすっかりもう秋だ。

クツワムシや鈴虫が鳴いている。

地べたに本を並べて売っている爺さんからいろいろ古書を買う。

景徳鎮市交通志　　　　1991年　上海社会科学院出版社　入手。


貴重な情報、資料がてんこ盛り。日本で上梓されている景徳鎮本のボロがこれで更にはがれて行くであろう。ネットで出鱈目言ってる連中もなおさらだ。中国語も景徳鎮語も分からんのに10回ぐらい旅行してきて何が分かるのだろう。かといって何の中国文化に対する教養的背景も無いのに現地滞在して自分の狭隘な嗜好で勝手なお茶を作って帰るようなやつもいるし様々だ。結局お里が知れることしか人は出来ない。

印刷物の根拠を叫ぶ人には印刷物で答える。

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