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【2025/05/20 12:37 】 |
萧墅先生詩
戦中孤児時代、同じ四合院に寓居する古琴大師、管平湖先生に引き取られ育てられた現代中国の著名芸術家、萧墅先生。先日北京で張兄貴から先生が最近行方が知れなくなったと聞いたばかりだったが、先生が景徳鎮の展覧会で詩を残されていたことを知った。

20代の初め、如何にも鬼才風の先生とよく北京の琉璃廠の路地ですれ違ってとても深い印象がある。そして何よりあの管平湖先生に育てられたと言う伝説が深い興味を抱かせた。

琴、詩、書画、刻字などあらゆることに精通した人々の中で育つとどういう人材になるか。


題瓷芸展

中洲蘊絶芸 国風茫昆倉 陶史縁翰墨 瓷銘光祖魂 


1991年、北京の中国工芸美術館で開かれた景徳鎮現代陶磁芸術名作展を観覧後感想を署名とともに残した詩。

詩の出来はともかくこういうことをさらりとその場でしてくれると言うのは嬉しい。

お茶だの中国茶だのやって得意げな人でうちに来てこんなことしてくれた人は見たことが無い。共通言語も無ければ話題も合わない。

素晴らしい一級の絵画も書も気に留めず、お茶を何種類飲んだとか、何回中国に行ったとか、資格試験に幾ら払ったとか、そんな話は沢山である。
使ってる官窯の茶碗にも気がつかない。
満開の香りで選んだ中国バラの鉢植えを50鉢も用意して香りを楽しんでもらおうと戸外で茶を入れたら、家で茶碗を見せられなかったと悪口を言われるしまつ。

教わりながら客面で言いたい放題。果たして客の資格もあったか、幾ら使って何を言いたい放題してきたか恥の上塗りのような連中に物を売ってきた10年は惜しくてならない。




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【2011/08/05 14:35 】 | 景徳鎮よもやま | 有り難いご意見(3) | トラックバック()
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有り難いご意見
気軽にコメントしてみます
はじめまして。たまたま「茶を迎える」で知り小雅の杯は一つだけですが、愛用しています。外事部長さんのことはごく最近存在を知り検索でこちらにひかかりました。杯は何十回と眺めていますが全然飽きません、収集は全く考えておりませんので、あまりよい客とは言えませんが....

ところで、例の中国茶ブームで下手は下手なりに詩や感想を寄せても、日本では?義理じみた返礼で、失望したというのがありました(まあ自分は何を期待してたのかと考えてしまったのですが)。どうでもいいことですが、結局、波がきて乗っても、違う浜辺についてしまった感じなのでした。まあ人が空いてて快適と思えばいいことにしています。色んな人がいらっしゃるのですね。。。
【2011/08/05 16:35】| | bamboo #527b9a2703 [ 編集 ]
Re:気軽にコメントしてみます
何で今さらごねだしたかと言いますと、ナタデココブームが去って生産過剰に陥ったフィリピンの人たちに大変な悪影響を与えたように茶芸ブームが完全に中国茶と周辺文化をぶち壊してしまったことを今さらながら感じているからです。利用された虚栄心が全ての惨禍のもとです。今少しずつ景徳鎮業界で真実を広めてます。茶器生産にかかわる周辺文化に詳しい連中だけになるほどと、拝金偽装文化に皆が腹を立てています。また虚栄心で会に参加したり物を買うから何か人に吹き込まれると疑い出すのです。不懂别买。没文化别玩。が最近の小雅顧客に流れている文句です。
【2011/08/05 19:26】


返信ありがとうございました
あれは茶芸ブームだったのですか。(茶芸するヒマはありませんでした)

スレッドで感想募集とのことで、愛用している杯の外側はメタリックブラウンレッドで、内側が青花の春爛漫に蝶々がそれを謳歌してるような図のものですが、口に触れる縁が淀みなく(すごい自信だと思ったのですが)、裏(ちょっと可愛い)も内外も調和して流麗。ほんとにきれいです。内の釉中に一つチリが混じっているとのことでしたが(作る方は少しガクっと来たかも?)、全体に影響してません。質感よく、重さがちょうどいいです。正直言いますと、茶器としてほとんどガラス製のものばかり使ってます。磁器は宣伝され色々見てあの有名な景徳鎮磁器?大したことないのではと思ってましたが、それは間違いでした。
茶器として販売されてましたが、ちょうど遠くない場所に名水が取れるところがあり、キリっと冷やして口にするときに用いたりしています。無色透明の酒などもいいかもしれません。それと僕が惹かれるのは あるいは音楽をやるためかもしれません。流暢で音楽的な流れを感じるのです。

ところでこの機会に関係者の方ということで、小雅というネーミングについて、教えてください。以前から気になっていました。詩経の小雅?

ついで―好きな詩です。
(転写:ウィキペディアより~引用(『青春』全文))
「YOUTH(青春)」サミュエル・ウルマン(Samuel Ullman, 1840~1924)

青春とは人生の一時期のことではなく心のあり方のことだ。
若くあるためには、創造力・強い意志・情熱・勇気が必要であり、
安易(やすき)に就こうとする心を叱咤する冒険への希求がなければならない。
人間は年齢(とし)を重ねた時老いるのではない。理想をなくした時老いるのである。
歳月は人間の皮膚に皺を刻むが情熱の消失は心に皺を作る。
悩みや疑い・不安や恐怖・失望、これらのものこそ若さを消滅させ、
雲ひとつない空のような心をだいなしにしてしまう元凶である。
六十歳になろうと十六歳であろうと人間は、驚きへの憧憬・夜空に輝く星座の
煌きにも似た事象や思想に対する敬愛・何かに挑戦する心・子供のような探究心・
人生の喜びとそれに対する興味を変わらず胸に抱くことができる。
人間は信念とともに若くあり、疑念とともに老いる。
自信とともに若くあり、恐怖とともに老いる。
希望ある限り人間は若く、失望とともに老いるのである。
自然や神仏や他者から、美しさや喜び・勇気や力などを感じ取ることができる限り、
その人は若いのだ。
感性を失い、心が皮肉に被われ、嘆きや悲しみに閉ざされる時、人間は真に老いるのである。
そのような人は神のあわれみを乞うしかない。

サミュエル・ウルマン(Samuel Ullman, 1840~1924)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3


長文になりました。ご多忙とのこと。
猛暑が続いていますが、お体をお大事にください。

【2011/08/12 18:37】| URL | bamboo #527b9a2703 [ 編集 ]
Re:返信ありがとうございました
いろいろありがとうございます。
いい詩を味わいました。
書物の少ない土地でこう言ったやり取りをしていただけるのは嬉しい限りです。
小雅の由来は詩経です。
詩経小雅の内容が中国を代表する食器メーカーとして相応しいと思い名づけました。日本の鹿鳴館と同じ発想思考です。
堂号系の名前は欧州語にしたときどうかも考えて含みもせまいので採用しませんでした。例えば「墨縁斎」のような。
昨日は鬼節。
霊が返ってくる日でした。
旅の途中土饅頭を沢山見ます。
今年は桑田と海が入れ替わるのをこの目で見ました。
あらゆる詩に対して思いを深めました。
私の好きな詩もご紹介します。
古詩十九首から其十四

去者日以疏  去る者は日びに以て疏く

来者日已親  来る者は日びに已に親しむ
 
出郭門直視  郭門を出でて直視すれば

但見丘與墳  但 丘と墳とを見るのみ

古墓犁為田  古墓は犁かれて田と為り

松柏摧為薪  松柏は摧かれて薪と為る

白楊多悲風  白楊 悲風多く

蕭蕭愁殺人  蕭蕭として人を愁殺す

思還故里閭  故の里閭に還らんことを思ひ

欲歸道無因  歸らんと欲するも道に因る無し


「越鳥は南枝に巢くふ」と言いますがもはや何も望むべくもありません。

今はもともとの思想に則って新しい道を切り開いて行くしか無く日々過ごしております。

いい詩に出会いまた励まされました。

これが詩や美術の人間に対する骨頂だと思います。

フィッシャーのピアノを聴きながらまたこの詩を味わいたい気分です。

景徳鎮磁器もそうした精神の物を厳選してまいります。

よろしくご覧ください。


【2011/08/15 09:01】


張 松茂先生の花瓶
小倉と申します。
義父が10数年前に 景徳鎮を訪れ、張大師の花瓶を直接お会いして買ってまいりました。
これまで大事にしておりましたが、どなたか、花瓶を気に入ってくださる方がいらっしゃいましたら、お譲りしたいと思っておりますが、どのような方法をとればよろしいでしょうか。
ご指導のほど宜しくお願い致します。 証明証、ケースつきです。
【2012/02/21 13:58】| | 小倉 美恵 #56117b103c [ 編集 ]
Re:張 松茂先生の花瓶
現在あらゆる大師作品が大変な価値になっております。中国本国から美術商、骨董商も日本にたくさん買い付けに来ております。日本の美術業者でも中国の美術品、工芸品を中国の業者やオークションに仲介するところも今ではたくさんあります。しかし、私はもとよりそうした中間搾取する人々に信頼をおいていません。90年代私は北京の文物商店、国営オークション会社で可愛がられ鍵を預かって勝手に勉強させてもらいました。内部には精通しています。いまでもオークション関係の幹部やVIPと密接な関係がありますのでそう申し上げます。北京の昼寝室はオークション会社の応接室です(笑)。次の訪中で周辺に相場現状打診しておきます。間違っても騙されて二束三文で手放しませんように。大師との記念写真などあると完璧です。景徳鎮人はたくさんある偽物も見てますからすぐわかるのですが、大都市のコレクターは偽物との鑑定が出来なので多少問題です。
【2012/07/03 11:44】


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