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近年ようやく高い評価を得てそれなりの価格で売れるようになった小雅ですが、ここにきてようやく更にハイコストの秘蔵の素材を使っても構わない状況に入りました。ご存知のように景徳鎮は薪窯の焼成が特殊な場合を除いて法律で禁じられています。それゆえほとんどがガス窯で創意工夫して古典的な焼成を再現してきました。小雅もその点以外は全て清朝と同じ工法で作られており、材料の採掘から絵付けの筆の線までその古典的手法の堅持は景徳鎮でも追随を許すこと無く飛びぬけて群を抜いています。しかしやろうと思えば上には上が続きます。あらゆる素材、人材を自由に使うだけの余裕が私たち作り手と顧客の間に生まれたことにより日々刻々更にワンランク上の小雅が生まれて行きます。企業秘密で多くは語れませんが、現地鉱脈の土、素材を使えて全て自社で出来ているのは景徳鎮では小雅のみです。その素材も鉱脈がいろいろ点在して使い分けていると言えば察しがついて頂けるでしょうか。終に焼成難易度の高い清朝景徳鎮ズバリの薪窯専用の釉薬を使い始めました。そして胎土に使われるカオリンは既に官窯と全く同じものを既に採掘、所有して使い始めています。折を見て時価一千万を超える小雅ができるのも時間の問題かもしれません。それだけの要求が市場からあることも事実です。今回日本に輸出する茶器も小品ながらその流れを汲んでいます。お手に取ると官窯址から出てきたと見まごうばかりの存在感です。小さな宇宙が既にその中に存在して密かに呼吸しているのを掌に感じる時の喜びは筆舌に尽くしがたいです。
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