
6枚セットの非売品です。コスト高とリスク高から同じレベルには今後願ってもできないので非売品にしました。絵付け的にまた解説しますが、オリジナルは雍正帝の頃の作品です。素人ではなかなかわからないと思うのですが、開相、つまり顔の描き方がどうしても絵師の慣れた光緒帝時代のものや同治帝時代のバランスになりがちです。
乾隆には乾隆、道光には道光と、各時代ごとの顔の流行というのがあります。どんな絵師も現在の景徳鎮ではそこまで矛盾なく描き分けて制作できる人物は二三人しかいません。だからこれは真面目な倣古なのです。本物の偽物?といえるのは極めて本物なのです。有名博物館の磁器のほとんどがすり替わってるのを知らないでその図録とかで勉強している人が多くて可愛そうです。博物館で勉強するのも勉強のため高価な本物をコレクションするのも現実的ではありません。下手な骨董よりも規矩のしっかりした上質な倣古を普段使いすることのほうがよほど参考になることは多いものです。
PR