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トップペインターの周さんが大学に通い始めた。
仕事と子育てに追われていたが、ようやく経済的に余裕ができ、家の購入とともに 大学の市民向けの講座に通い始めた。なにか資格を取りたいらしい。 最近、酒、タバコ、麻雀をやらない、やめる人が増えてきた。 ジムやスポーツクラブはどこも盛況である。 これがあのお猿町景徳鎮かと思うほどめきめきと意識が変わってきている。 私のところも向かいのマンションの会話が聞こえてこなくなった。 日本式の秩序は皆無なものの、建設的に進もうとする市民の意識がこれまでの受身とはまるで変わった。 そういえば、散歩していると道端で一方的に騒ぎ立てて自己主張している人が必ずいたものだが この度はいない。代わりにみんなiPhoneを片手にサービスと情報を手にしている。 リアルではだれも釣魚島も騒いでなければ、話題は日本より北朝鮮と鳥インフル、汚染と汚職である。 「我々は個々人がなんでも知りうるようになった、洗脳されやすい時代は過ぎ去った、戦争などという高い代償を伴うものを我々市民は否定する、我が国は問題山積で日本や北朝鮮どころではないはずだ」こんなことを言われると東北のステレオタイプの「中国は大多数が貧しい人、研修生は馬鹿、嫁は逃げる」という人達が、新しいお猿町の住人に見える。もらい慣れして自ら努力を忘れて貧困を地理や他人のせいにしてガソリン代削って家に逼塞している人は景徳鎮にはいない。友人や家族を重んじ自力更生の景徳鎮人に文化や人間を感じる今日この頃である。 PR |
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今日からお金が足りなくて、小雅工場の金庫から借りて仕入れてます。
景徳鎮にはいくつかの超絶レプリカ工房と職人が存在します。 今日はその一つを見てきました。 レプリカでもちゃんとしたものは日本円で50万とか300万とかそれ以上します。 ヤフオクや日本の骨董屋にある官窯のほとんどは民国と90年代のレプリカです。 どれも大したレベルではありません。 大体神韻とかオーラとか頓馬なこと言ってる骨董オタクに限ってなんの美意識もなく 情報の古い孫引き知識で頭でっかちで骨董屋めぐりと業者いじめ。 骨董屋と情報共有、一蓮托生。学芸員なんかもそんな連中と付き合い古い本を読むから 事実や実践とどんどん遠ざかります。 さて毒舌もこの辺にします。 正直言ってわからないです。あらゆる時代のあらゆる様式が磁土から絵の具に至るまで細かく再現され 本物にしか見えません。 レプリカでこの値段ですから、みなさんのお持ちの本物はなんでしょうね。 図録から博物館まで現代の中国磁器は本物を見ることは釣魚台で主席と晩餐するより難しくなってます。 本物はずいぶん前からこういった精巧な昔と寸分違わないものとすり替えられて、個人蔵に。 ほとんど日本のマニアや専門家もレプリカを本物と思い観察、勉強してしまってます。 なぜ分かるかって業者の文句そのまま口写しだからです。 やっぱりすごいものは上には上が。 価格を守るため年に一点とか2点だけ作られ絶版にするそうです。 もうこうなるとほとんど、新しいというだけで官窯と変わらないでしょう。 オーラとか言う人はダメですよ、ちょっといい棚に置いたらそんな人に限ってすぐ引っかかります。 正直、私が見てもよくわかりません。見るほど。 じつは見る方法はありますが教えられません。これは私の秘密です。 サンプルに、一生の家宝に、官窯は手に入らないけれどこれでという方はご連絡ください。 粉彩の碗。 1客60万 |
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今回の品薄と価格帯の上昇。なかなかうまく理解していただくのは難しい複雑な背景がありますが、ほんの一例。
奢侈禁止以前は「好きなだけやってくれ」と莫大な資金を出す人がたくさんいました。 そのため例えば潤沢な資金で一気に出来ることが多かったので、材料の質も量も増加、安定して仕事がしやすいわけです。例えば山一つまるごと囲って清朝の磁土手掘りで採掘など。 材料が気楽に手に入れば、余裕からいろいろなものが作られます。 ところがお大尽がお金を使わないと大盤振る舞いができなくなり、工房も手堅い生産を始めます。 そして貴重な材料でより高価で数が少ないものに移行してゆくのです。 そこに量産茶器の業界の停滞で「茶器は売れない」の噂が広まり、一気に「優良なもの」までが作られなくなりました。おそらく巷に出回っている、私が紹介してこなかったような茶器はダンピングで値崩れ、大暴落するでしょう。 しかし、実際問題「優良なもの」はみんな探していて、この中国の人口ですからあっという間に売れてゆきます。 連日目移りしている間によそに買われてしまい、ゆっくり買えません。 いくらでもお釣りがくるほどお金を払ってくれる上客が減れば「余禄のような生産」が無くなり生産ラインが「正常」に戻るわけです。ある程度安いものにも贅沢に投入された素材や労力がより上級品に滑り上がります。 つまり今までのお客様はかなり「いい買い物」「買得」したというわけです。 「連日あれはもうないのか」というお問い合わせをいただいますが、もうありません。 5万ぐらいで出した品物の工房も素材もそのへんの価格帯のしかも茶器は既に作っていませんし、作ってくれません。全市探してもストックすらありませんでした。 親しいお客さんたちが多いだけに、あの時なんで無理しても買ってもらえなかったのかとても残念です。 小雅、鴻海など自社系列製品は何とでもなりますが、ああいった倣古世界の職人気質の上級小工房は そもそも富裕層なのでよほど割りにあうことしかやる必要がないのです。 景徳鎮は強かに機敏に動く街です。無用な組合などで弱体化することもなければ、敗北者に全体が引きずられることもないのです。勝者はいつでもいます。 |
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これまで小雅以外の優良な景徳鎮茶器を中心にご紹介してきましたが、残念ながらとても難しい状況が出てきました。
景徳鎮の生産体制と社会の性質上、「あるうちにどうぞ買ってください」「安いうちにどうぞ買ってください」というのが いつもその通りになってしまうのですが、この度はその規模がかなり大きなものとなっています。 一言で言えば、優秀な窯元のほとんどが茶器の生産をやめてしまったのです。 説得できるところは説得中ですが、ほぼ期待薄です。 理由はいくつかあるのですが、景徳鎮の社会がわからないと理解が難しく おそらく日本的な常識がすべての日本人にはほぼ理解不能な内容です。 ちょっと今の私の疲れた頭では、複雑すぎて説明しにくいです。 今後出します在庫の多くは、一期一会と思ってください。 |
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このご時勢、まだまだ進出してくる。
共に歩もうという誠意と愛情がなければ、皆さん早晩淘汰されると思います。 私個人で言えば、あの苛烈な反日デモのあと、却ってみんなに大切にされています。 みんなデモが恐ろしかったといい、私のためにものすごく緊張していろいろ動きました。 日本の報道こそ官製です。 あまりに鬼畜米英を思わせる、中国はすべてが悪い式の報道は 中国の一般の人々の姿とはかけ離れている。 |
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