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【2025/05/21 21:13 】 |
終わってる
最近迎茶さんに頼まれて仕入れた何社かの製品。追加で仕入れるのを断念。迎茶に出荷したものを最後に絵付けが劣化。やはり拝金主義で仕事がいい加減になっている。。手が慣れてくるといい仕事をするのなら分かるが、手が慣れてくると同じ給料で如何に楽するか考えるのが景徳鎮。そして雇い主は同じ給料でいかにたくさん作らせて同じ値段で沢山売るか考える。当然作りがあっという間に粗末になってゆく。そして工房が解散ぎりぎりまで行って新しいメンバーで無理なく出来そうな新しいものが作られるの繰り返し。出来た物がたまたま売れれば続けるが、品質低下の繰り返し。安定発展はない。もちろん顧客不在。

迎茶さんやその他のお客さんには選んだものしか送ってません。
同じメーカーの物が他所で売っていてもそれは何か問題があるのです。

最近タオバオでみた小雅のカップ&ソーサーですが、日本に完品を送るため作る過程で出来たばらばらのパーツや歪みや窯傷ものをうまく撮影や画像加工でごまかして綺麗に見せている物でした。

中国人は基本的に自分のお金のことしか頭に無い民族です。
お金のためなら何でもします。
物作りに喜びもプライドもあり得ません。

中国人は見た物聞いたもの全て値段を聞きます。

お金でしか物が判断できません。

値段のバランスで友情だろうが家族だろうが何でも売りに出します。

国から農民まで全部同じです。

やっていいこと悪いことの基準は損得しか無いのです。

これは恐ろしいことです。

割りに合えば、公安委に安全が約束されれば食い物に毒を入れて売ることは中国では悪いことではないのです。
儲けなかったことが社会から悪く言われるのです。

これはまじめに貧乏に生活している人たちにはとんでもないストレス社会で気が狂いそうです。

警察はお金が無くなると適当に金持ちを捕まえて保釈金を出させようとします。交通整理の警官も何もしませんが二三日家でゴロゴロしてこづかいが無くなると出てきて片っぱしから違反切符を切りまくります。
無かったことにするためにみんな賄賂を払います。罰金よりは安いのです。

朝から晩までこんな連中といるとこんな国の事を勉強して損したと心から思うのです。まともな国ではないので、まともな外交も必要ないと思います。同じ出るなら中国以外の他の国に出た方がいいと思います。

景徳鎮の焼き物が面白くなければ私だってこんな国と国民はまっぴらです。何かいいところがるのでしょうか。

日本でだって中国人のお茶屋は嘘八百。贋物は売るは高い茶葉に混ぜ物はするは、代金は払わないは、日本人のふりをして中国で悪いことをするは、ろくなやつを見たことが無い。。














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【2011/08/17 12:32 】 | 景徳鎮よもやま | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
鬼節
どうもこの街は人ばかり多くておまけにあっちもこっちも普請場だらけ。そっちもこっちも掘っくり返されて真っ直ぐに歩けやしない。言ったところでどうにもならない不満を呟きながら、街に筆を買いに出かけた。

残暑厳しい馬路の路肩で、麦わら帽子に半裸の胸の落ち窪んだ痩せ男たちが汗を滴らせ寡黙に背丈ほど柄の長いスコップで土管を埋める穴を掘っている。

穴の周囲の土の山に数人の農婦が這いつくばるように蠢いていた。近寄ると掘り起こされた土の中に青い染付の欠片が沢山混じっていた。農婦たちはこの欠片を拾い集め行商人に売り、行商人がそれを大きな街の市場や骨董商に持ちこんで売るのである。

見れば清朝の康熙帝、乾隆帝のころの精緻な絵付けを施した美しい欠片が男たちのスコップや鶴嘴に無残に砕かれてそこかしこに散っていた。

何とも美しい青色を気の毒に、痛ましく感じた。せめて足元に散らばっていた泥だらけの欠片だけでもと無作為に拾い集め、風に飛んできた米袋を拾って、それにくるくると巻いて鞄に仕舞い込んだ。

街で筆を買い雑多な所用を済ませた頃には日も大分西の山並みに傾き、残照の昌江の水面には浮梁の山々から秋風が渡っていた。

物売りや家路を急ぐ人々の雑踏を避け近道の古い路地を渡り歩いて街の外れまで抜けると途端に人通りが減り、日入りの薄墨のなか紫色の柳の枝が晩風に揺れると蛍がほろほろと
枝から散ってはまた別の枝に灯り、またある物は清朝の青石の苔むす敷石の上にぼんやりと青白い影を落とす。

昼に男たちが掘り返していた穴もどうやら埋め戻され、暗闇でも幾分安心して歩けると喜んだ。こんなことに喜ばなくてはならないのも何事にも杜撰なこの街らしい。長年出入りの職人が相次いで道路工事の穴に落ち、大怪我で寝たきりになったのは最近のことである。

それでも注意するに越したことは無いと往来に目を凝らすと、辻辻にぼんやり焚き火の燃え差しのような明かりが点々と燻っている。
そう言えば今日は日本でいうお盆のような鬼節の入りである。辻で蝋燭を灯し爆竹を焚いたり、紙で出来た紙銭を焚いて地獄の蓋から出てきた霊を供養し鎮めるのである。
そんな晩と知れば帰り足もしらず急ぎ足になるのであった。聞けば本来は門を閉じて家でじっとしているべき日なのだと言う。
【2011/08/15 02:00 】 | 景徳鎮よもやま | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
生地の彫りについて
景徳鎮の磁器にも浮彫や透かし彫り、線彫り、貼花+彫りなど様々な彫りが施されることがある。

この彫りの上から釉薬をかけた物や、掛けないで生地を活かしたものなどさまざまである。

ところが最近は人件費の高騰で職人が雇えなくなり石膏の型で彫りまで作ってしまうものがかなり多い。釉薬をかけてしまうとなおさら手彫りかどうか素人にはわかりにくくなる。

工房や卸元では総手工と型製では当然値段に格差をつけて販売していることがほとんどだが、店頭ではほとんど区別なく売られている。

景徳鎮はありとあらゆる工程が分業制であり、それぞれの専門の職人が担当して働いている。それぞれの職人にもランクが色々あり、土こねから絵の具の調整までいろいろな専業の人がピンからキリまで存在する。
それらを全部一流の人を集めて一流の人が監督しないといい物は出来てこないが当然それは価格に跳ね返る。

量産世界や個人で作る陶芸家の世界とは別世界で、人件費という化け物がいつもくっついてくる。しかも景徳鎮の土で手工で、しかもあるときは薪窯で焼成する限りは成功率は必ず半分以下に落ちる。。

薄い生地に彫刻する段階でまず割れたり失敗が出て、それを焼成するときにまた歪んだり割れたり降り物が付着して失敗して、生き残ったものに何度も色載せ焼成を繰り返すうちにまた失敗が出てという具合に、官製品ができるまでには相当な苦労とロスがある。

私は景徳鎮の磁器の安物は非常に高く売られていて多くの業者に対し疑念を抱いているが、高級品に関しては安物の「名声」に引きずられて値段が上がらないばかりか、他国で同様のものをあれだけ人と材料を投入して作った場合と比べてまだまだとても安価で買いやすい値段だと感じている。

しかし中国もいつまでもこんな状況ではないであろう。









【2011/08/13 12:15 】 | 景徳鎮よもやま | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
猛暑の影響
多忙で今期の販売を早々に切り上げる予定でしたが、ぎりぎりご紹介を続けることにします。お返事、発送は営業再開時まで遅れますが販売できる物は取り置きもします。

と言いますのも、実は暑さで景徳鎮にお客さんが来ない真夏は暇な工房も多く、この時期を使って日ごろ断っているような難しい注文や面倒な作品を一気に受けてこなす工房が多くて、紹介したいものがたくさん出てくるのです。

何度も言いますがそれがどういうことか分からない人はスル―してください。買わないでください。よろしくお願いします。

問い合わせは買う人の問い合わせだけにしてください。

わからないのでまずは質問式の問い合わせは結局説明しても理解できず疑念を持たれる方が多いので私のところは業者と自分で見てわかる人限定の販売です。

面白いもんで最近の日本のお客さんは消費者と言うことで、自分の知識経験理解不足を疑う前に先に何でも相手を疑って人のせいにばかりしたがる。そう言うのが多すぎるのでここで何度でも強調させていただきます。
扱い方も然り。扱い方の未熟、わからない人、人や物を大切にしない人も
お断りします。

磁器は扱いが悪ければ割れるものです。
一年以上使って割れたっていうクレームのめちゃくちゃ多くて信じられないんです。中国製だから壊れやすいどうとか。。
日本はどんな国になってしまったのでしょうか?





【2011/08/11 05:10 】 | 景徳鎮よもやま | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
安すぎる
最近総手工の小工房では、実は自分たちの売値は安すぎたのではないかという意見が出てきている。

そもそもロスの多い仕事なうえに経費も膨大にかかる。
そして売る時は散々言われて安く買いたたかれる。

最近はインターネットで何でも知ることができるので
同じレベルの品物が外国製なら幾らで売られているかとてもはっきりしてきた。すると大変な不公平感が生まれてきた。
例えば人件費が中国は安いから当然と思う人もいるかもしれないが
景徳鎮の職人は上級者は月収20万から30万ぐらいの人がたくさんいるし
50万、100万と更に上の人もかなり沢山いる。

つまり日本やドイツの陶芸家や磁器関係者の所得と大差なくなってきていると言うことだ。

ところが売値は中国製と言うだけで安くさせられる。

当然目の利く国内の富裕層にいいものが先に流れてゆく。

海外でもう少し公正な価格で取引されればもっとよいものが安定して維持生産されて行くのだが、輸出ものが特に伸びない理由はひとえに、不当に安く売られるからである。

マイセンは機械で底をまっ平らにじゃりじゃりに削ってもクレームが出ず
景徳鎮は手作業で轆轤のフォルムを気にしながら底を滑らかにしても安く売られます。

正直、私も今販売している物がもし欧州製品や日本製品なら幾らするか考えることがあります。同じ手間で作られたものが恐らく数倍から10倍はするでしょう。何か不平等条約を結ばされているようで、しかも安いから余計疑われて。。

近い将来値段を考え直さなければなりません。








【2011/08/07 10:35 】 | 景徳鎮よもやま | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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